PROCESS OF CREATION
「ハンドメイドの革製品」の裏側
ハンドメイドと一言でいっても、その裏側には切る、穴をあける、縫う、磨く等、一つの革製品ができるまでには色々な工程があります。
「革を読む」
一枚の革から何をつくるか。どこをどうカットするか。
「○○をつくるには」完成形を想像しカットします。印をつけ、革用ナイフ、ハサミ等を使って切っています。
一点一点ハンドメイドで仕上げるからこそ、革と向き合い、一つの製品の為に切り出す箇所を吟味することができます。
「穴をあける」
ホック等の金具を付ける位置を決め穴をあけます。
革製品をつくる際手縫いで仕上げる革かばん、革財布、小物等は縫うための穴を予めあけておきます。その工程につかうの道具たち。
「縫う」
手縫いの場合には蝋引きした麻糸で縫います。ハンドメイドで革を縫うときは、日本の針を使いクロスステッチで縫っていきます。
当工房では革財布は手縫い仕上げで制作しています。
手縫いには、麻糸を使っています。
ミシン縫製
工房では手縫いとミシン縫製と両方の技術をつかい、製品によって仕上げを変えています。革製品(特にかばんのショルダー等)を日々使うこと生じる、摩擦による糸の消耗を防ぐための工夫をしています。
「ヘリを落とす」「面取り」
厚みのある革、約1mm以上の革の裁断面は切りっぱなしではなく、角をとって磨きます。製品の耐久性やエイジングの見た目にも関わるので、より長く使ってもこだわっています。
革製品の印象にかかわる大事な工程。簡単なようでコツがいる、ハンドメイドの革製品の完成度が現われるところでもあります。
面を取る
革を裁断したところを横から見ると、90度。これを特殊な道具を使い面取りをします。大体45度くらいに刃を当てて、滑らせます。
磨く
木や布を使い、角を落とした革のパーツを磨いていきます。
磨くことで艶が出てきます。
「飾り」「デザイン」
縫うためのラインを引くときや、製品の印象を引き締めるデザインのためにする作業です。
「革紐」
革から革ひもを切り出す作業も工房で行っています。